HSPだという自覚がある私は、
HSPは会社勤めが向かないんじゃないか?
と思うようになってきてしまっています。
では、今回はHSPさんが会社勤めとして向かない理由について考察してみました。
本当にHSPさんは会社勤めは向いていないの?
タイトルだけ見ると、HSPさんの能力が低いだとか、何もできなくて出世できないなどの誤解を招いてしまってはいけないので初めにお伝えしておきます。
HSPさんが会社勤めに向いていないわけではありません!!
ただ、会社環境であったり、普通の人と比べて覚えるのに時間がかかるかもしれないという事です。
では、なぜHSPさんが会社勤めに向かないのかを
HSPさんが持つ気質や特性などに基づいて、理由を挙げていきましょう。
①報連相が苦手
社会人になったら挨拶の次に教わる報告・連絡・相談(ほうれんそう)
しかし、この当たり前の行為がHSPさんにとってみると難しく感じる事があります。
HSPさんは思考が深く、行動する前に頭の中で色々考えてしまう為、普通の人と比べて報連相をするまでに時間がかかったり、そもそも報連相をしないこともあります。報連相をしない事によって上司に怒られ、さらに報連相をするのが怖くなってしまったりもします。
では、実際に報連相をしなくてはいけない場面でHSPさんが頭の中でどのような思考になっているのか3つ例を挙げます。
1つ目
この内容をどのようにして上司に報連相しようかな
→ダメ出しされたらどうしよう。こんなことで報告していいのかな。
2つ目
相談したいけど忙しそう
→貴重な時間を奪ってしまっている。過去に忙しいって怒られた事がある。
3つ目
この資料で大丈夫かな
→完璧だと思っていても、納得してくれなかったら全否定された気持ちになる。
このような感情になってしまう背景として、行動をする事によって反応はどのようになるのか?などの不安や恐れです。
報連相をしないと上司に大事な伝達ができていなかったり、連絡不足による信頼喪失もあり、相談もしないので自分の何が悪くて、何がいいのか?を客観的にみてもらう事ができなくなります。
そのため、相談ができない=成長が遅くなるという風に考えられます。
②マルチタスクが苦手
今の社会は高度経済成長期を支えてきた方が上司になっている会社が多くあります。質より量の時代ですね。
なので、部下への指示も「考えるよりまずは手や体を動かせ!」と言うのです。(
会社によって多少は異なりますが…)
日常で様々なことを考えているHSPさんはやらなくてはいけないことがたくさんあった場合、イライラが増加したり軽いパニックが起きたり、思考が停止してしまうこともあります。
頭の中で考えていることはできても、急なイレギュラーがあったりすると今までやっていた仕事の考えが飛んでしまいます。結果的に全然仕事が片付いていないということが発生してしまうんです。
やらなくてはいけないことがたくさんあるなら、優先順位をつけて一個一個やっていけばいいと頭の中ではわかっているのですが、マルチタスクを柔軟にこなせる人と比べるとどうしても作業が遅くなってしまいがちです。
③周囲の目を気にしすぎてしまう
周りから見られていると感じて、集中力が低下してしまう事があります。
私の場合は、上司がデスクの後ろを通るたびにパソコンの画面を切り替えたりして、その度に注意が散漫になってしまう事があります。
HSPさんはどこか自意識過剰になってしまうところがあるのかもしれませんね。
その背景には、恥ずかしさや何か言われるかもしれない、自分のことをどう思っているのか?などの思考があったりします。
④競争心がない
HSPさんは平和主義の方が多く、他人との争いを好みません。
私は営業職として働いているので、日々の競争社会に疲れてしまっています。
同僚を出し抜いて1番になろうとか、偉くなろうとか普通の社会人にはある考えがHSPさんには少ないんです。
自分が偉くなることで今まで良好だった関係が崩れるのなら、今までのままでいいと思うんです。
出世願望が全くないというわけではないのですが、様々な先輩を見ている中で責任やプレッシャーなどを考えるとあまり気乗りしなくなります。
最後に
今まで4つのHSPさんが会社勤めが向かない理由をお伝えしましたが、
HSPさんが会社勤めで成功していくためには、人間関係や職場環境を良くしていかなくてはいけないということです。
会社勤めは向いていない!と頭ごなしに否定しているわけではありません。
あなたに合った同僚や上司と出会うことで、自分自身も成長していき会社勤めを苦しいものだと思わなくなります。
今辛い環境下にいる方でも、必ず自分のことを必要と思ってくれる方がいます。
その人の元で働けるようになった時は、自分の才能を思う存分発揮して下さいね♪
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